木へのこだわり

木へのこだわり

奈良が世界に誇る「吉野杉」「吉野檜」。
一流の職人が選ぶ厳選された素材が生み出す高性能&高品質住宅。

木は鉄やコンクリートより強い

木の比重の0.3~0.8は鉄の7.8やコンクリートの2.3と比べて極めて軽量です。比重で強度を割った比強度では、鉄の約2倍の引っ張り強度を持っています。外から力を加える圧縮強度は木は61.4、鉄は29.9、コンクリートは9.1と、木は例えばコンクリートの7倍と建築材としてきわめて高い強度を持っています。しかも木は伐採後、徐々に含水率が下がることで強さを増し200~300年後に圧縮・曲げなどの強度がピークを迎えます。1000年目で新木と同じ強さに戻ります。

木の高い断熱性

熱伝導率の高い鉄は一瞬にして体温を奪い、触ると冷たく感じます。木の伝導率は、コンクリートの1/10、鉄の約1/350、アルミの1/1000、つまり木は鉄の約350倍の断熱性能があるということになります。だから木の住まいは「冬暖かく夏涼しい」を実現出来ます。

木は燃えにくく熱に強い

柱や梁に使われる構造体のように太く厚みのある木材は火災にあっても表層部だけが焦げ炭化層を作るため、それが火の進行を食い止めて木の芯まで燃焼してしまうことはほとんどありません。一方一見火に強いと考えられている鉄は550℃を越えると急速に変形しはじめます。

木は腐りにくい

例えば鉄は湿度30%でも錆びますが、木は湿度90%でも必ずしも腐るという訳ではありません。木を腐らすのは腐朽菌の繁殖が原因です。この腐朽菌は酸素と水分の両方の条件が揃わないと繁殖しません。だから換気や通風を十分注意すれば木の家も腐りにくくすることが出来ます。

木は目や耳や五感にも優しい

音の快・不快感は残響時間の長さに左右されます、固い素材で覆われた建物は音を跳ね返しやすくいつまでも音が残ってしまいます。木は音を吸収し適度な残響時間を実現します。又、目の疲れを招く紫外線を吸収する働きも持っています。木は適度な弾力性を持っていて、足に優しく衝撃を和らげてくれ、疲れにくくしてくれます。又、疲労や健康に影響をあたえる「冷え」についてもコンクリートやビニールの8~10倍も足の温度を温かくしてくれます。

木の殺菌&リフレッシュ効果

昔から木には抗菌・殺菌効果があると言われています。最近良く取り上げられている森林浴効果でも知られるように樹木の香りには「フィトンチッド」という殺菌効果を持つ物質が含まれていて、人の気持ちを落ち着かせリフレッシュする効果があります。木の持つ精油にはダニの行動を抑制する効果があります。又消炎、鎮痛、鎮咳作用があるなど、人の健康に役立つ作用があります。

木は呼吸する

木は湿度が高ければ湿気を吸い、湿度が低く乾燥していれば湿気を放出する、という調湿作用を持っています。この調湿作用が室内の湿気をバランスよく保ち、快適な環境をもたらしてくれます。生きている素材だからできる、人に優しい素材です。

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